ヤフブロのサービス終了について

以前にも書いていたヤフーブログのサービスそのものについて。
上にもデカデカと書いてあると思うから誰にでも分かると思うが、ヤフブロは今年いっぱいで終了する。

ホームページ作成サービスのyahoo!ジオシティーズのほうが3月末には終了は決まっていたのでブログも近いうちにはそうなるとは思ってはいたものの、想像していたよりは早かったと言える。

大手のサービスだとはてなダイアリー辺りも終了しているが、メインのはてなブログは依然トップシェアではあるので少し違うと言えるだろう。

何故サービス終了するのかと言われれば火を見るより明らかで、人がいなくなったから、でしかない。
人はどこに行ったかというとtwitterなんかのSNS.、以上。

ヤフブロは国内のブログサービスの中ではあまり人気のない方であったので当然と言えば当然かもしれない。

しかし、殊食虫植物に関してはヤフーブログはユーザーが確かに多かった。

これは何故かと言われると、コメントが他のサービスよりも見やすく、しやすかったことが挙げられる。
ブログが趣味家の間で流行る以前はmixiのコミュニティが強かった点からも言えるが、コミュニケーションが取りやすかったからそこに人が集まったのだろう。

だからより手軽でやりやすいSNS(twitter)に人を取られた。
人がいなくなればmixiと同じで衰退していずれは終わりがやってくる。

結局のところはサービス自体はほぼどこでも、なんでも良く、人が多くて交流しやすい場所に人が流れて行っているだけなのだろう。
つまりはヤフブロはtwitter移行の足掛かりでしかなかったわけなのね。
便利なものが新しく出ればそちらに行く、実に合理的な話だ。

人気が強いはてなブログやFC2なんかはこれらの機能はほとんどないに等しいが、ブログ機能そのものの強さや情報の発信手段の違い等の点から使われているという事にもなる。
上記二つはまとめサイト的な運用が多いからそっちの需要だろうしね。

そういう事で、ヤフブロは今の現状に見切りをつけて終了する。
2019年12月15日以降はデータの閲覧も不可能になる。

いちおう5月から他のサービスに情報を移転することも出来るとの事なので今まで書いてきた記事が消える事が偲びない人は他に移行してデータの寿命を延ばした方がよい。

ヤフブロの他の食虫ブログに関しては来年には見られなくなるところが多いと思う。
これは結構な量の情報の損失になる。


ネットの情報は非常に伝搬が速いが変質しやすく、また途絶えやすいものだという事をよく理解した方がよいだろう。


私の栽培スタンス

こういったのは公開記事にしておいた方が良いように思うのだがしないだろうね。

 
私の栽培スタンスは情報の収集。
原種や交配もそうだが生育条件や環境のデータを集める為に育てている。
その為複数の環境での比較を行っているし毎年どれかの設備の更改もしている。
 
正直特定の苗に対する強いこだわりや執着はない。
データや結果が出ればすぐに手放せるようにしておかないと後々厄介。
 
原種はAWやBCPなんかの無菌培養由来の苗から栽培を行うか、自分で無菌播種して培養した苗から育てる。
現状高地性種は大なれ小なれ山採り苗が出回っている事が多いためそうしたものや業者名がまともに分からないような苗は買わない事にしている。
病気や線虫、ウイルスの危険性も排除する為でもあるが、
趣味を長く続けていく上ではそういったものは必要ないと私は考える。
 
交配種については栽培に関する厳密なデータも必要ないように思っているが、
遺伝の特徴や多元の交配をそこまで
顧みる人間はあまりいないので積極的に栽培するようにしている。
 
上記にも書いているが実生は無菌培養から行っている。
成長速度や管理の関係上もあるが国外に出すにはこの方法が一番だからと言うのもある。
 
とりあえず私の場合は分からないことがあったらとりあえず調べるし人に聞くようにしている。
事象と認識のすり合わせは非常に大事。
どうにもならない場合も多いのでそうした時は自分で実際にやってみて調べるしかない。
それで失敗しても成功しても結果は出るのだから。
 

ネペンテスの栽培スタンスについて

これ結構大事。

一般的な人間構造としては食虫植物が好きでやってるとか珍しいものを手元に置きたいとか
他人との繋がりを求めてるとか色々あると思うけど。
 
本音か建前だか知らないけど自称でも好きでやってるみたいな人については客観性に乏しく自分の栽培を省みる能力に欠けているように見える。
全体的に問題に対しては後手後手で何か起こってから騒ぐタイプ。
こうした人は事前に指摘があってもそうそう直さないので手遅れになりやすい。
基本的には自分の聞きたい事だけ聞いて(例え的外れであったとしても)それ以外の事はお耳にシャッターするような感じね。
なので調子が悪くなっていっている苗でも(自分の環境と管理は良いはずだから)問題ない時間が解決してくれるといった思考に陥ってしまう。
一応好きでやってはいるのでジリ貧で長い事やってる人もいるけど。
 
コレクション目的な人は食虫の場合はあんま上手くいかない人の方が多いのよね。
そもそも集める事優先で栽培も重視しないに等しくなるわけだし。
基本植物にお金は突っ込むけどそれを育てる設備や環境には投資しない場合がほとんど。
おまけにご高説と言うか薀蓄垂れるのが大好きなんだけど設備投資はしないのでそれが生かされることはない、のだけれども自信満々。
高値で売られている種類買ってる人の半分以上はこのタイプでほぼ1年ちょっと経たないうちに枯らしてしまっているのではないだろうか。
つまりは初期投資である程度満足してそこからのランニングコストはかけたくないっていうパターン。
プライドもクソ高いだろうから人の話もまず聞かないし。
ぶっちゃけ他の植物の場合は割とこれでも通用するので食虫だけ例外気味なだけだろうけど。
 
あとは他の植物、洋蘭とかやっててついでにやってみよう的なパターンか。
これはランに環境合わせてるだろうからまず育つ種類が少ないつーかいない。
どこでも良いので一般的な植物園に行けば申し訳程度の食虫植物はあるのでそれを見て頂ければ分かるだろうが大体調子は悪い。
それは管理を他の植物と同様に一元化しているから。
食虫植物の為の栽培環境を別に設けてあげようとか管理を変えようなんて言う人はいないでしょ?という話。
他の植物との競争から外れてニッチ層で生存してきた植物なのだから管理や育つ環境なんて違って当たり前じゃない?と言いたくもなるけどそうしないと全体の維持が出来ないだとか職員の問題で出来ないっていう現実が日本の植物園に対しては言える。
食虫植物見たけりゃHFCに行けば済む話。
 
正直食虫の中でもネペンが一番コストがかかるので長年やっていたとしても他は続けるとしてもネペンだけやめる(初めから栽培の選択肢に入れない)人間は多い。
病虫害で全滅させたとかの話もあるのだがどちらかと言うと金銭的な理由で終了させる場合がほとんどだろう。
全滅の話もそうしたコストをケチったから招いた結果な場合でしかないだろうし。
 
結果論になるけど一番向いてたのは植物の知識なんてなんもなくてネペンやるのが初めてだった人。
他の植物の基本はこうだから~なんて先入観もないし吸収も良い。
尚且つ良いのは種類を絞る事。
上の例のもっとも悪い所は下手に色々な種類を買いたがる人がほとんどなのでどれも中途半端になってしまう。
おまけに減らそうという手段にも出られないパターンばかりなので最悪ジリ貧か全滅しか待っていないだろう。
 
どの種類にも言えるけど最終的なサイズまでやってたらとんでもない大きさになってしまうのでこれだというものを決めてあとのものはいつでも売るなれ人にあげるなれ捨てても良いようにしてしまえばいい。
 
好きならそれ位出来るっしょ?
コレクションする位好きなら全部まともに栽培できるくらいの環境や設備位用意するとかあらかじめ計画しておくくらいやっておくでしょ?
 
こういう話。
次の記事は私のスタンスについて書こうと思う。

食虫植物と肥料について

端的にいうとヘリアン以外には肥料は必要、という事になるだろう。

とは言ってもヘリアンはミズゴケの方が成長が良く無機だと緩慢なので少なくとも有機成分は必要。
ミズゴケ植えなら肥料は必要ないのは確かだろうが。
 
ドロセラウトリピンギは肥料好きなのでなんでも良いだろう。
 
ネペンに関しては非常に難しい。
実生は有機用土+肥料でないと継続した成長を望むことが難しい。これは低地性でも高地性でも同様。
与えるタイミングもシビアでまず成長している時期でないと逆効果。
ミズゴケ植えにしている場合でも同様だがミズゴケなら最悪施肥しなくても成長が多少遅れる位で
そこまで問題もない。
 
問題は高地性のもう少し大きくなってからのサイズの話。
環境のあわせは勿論必要なのだがそれだけだとにっちもさっちもいかなくなる壁に当たり始める。
このタイミングで肥料を使って直径を上げるのを助けないといつまで経っても同じサイズで止まりやすい。
そうでなければ相当シビアな管理をしないといけなくなる。
ただ肥料を与えると病虫害が出やすくなるので注意。
これに関しては自生地で虫なれ小動物なれをピッチャーに捕らえて液肥のようなものを作って根元にこぼしたものを栄養にしているのだと考えている。
ピッチャーそのものに液肥何かを入れた事もあるがピッチャーの寿命が縮むばかりであまり効果があるように思えなかった。
おそらくピッチャーからは水分の吸収はしているのだが肥料分なんかは吸い上げが出来ないか途中で詰まってしまうのかもしれない。
 
低地性に関しては一定以上のサイズに行ったら肥料は駄目。
病虫害が付きやすくなるし葉っぱが大きくなったり徒長しやすくなるのでピッチャーが見れなくなる。
水も抑えた方が良いし根っこにダメージが出ないようにするのが先決。
ミズゴケ植えなら水分を抑えた管理がしやすく栄養も多少はあるのでこれだけで十分だろう。
 
次に肥料の種類について
ネペンの場合基本はオスモコートで良い。
色々試したけどこれが一番害がない。
EPの肥料は現在試験中だけれどもピーキー過ぎて素人が使ったら最悪枯れると思う。
液肥も悪くはないけどそうそう与えなくても良い。
液肥を与えると根にストレスがかかるのかピッチャーが小さくなる。
 
高地性は植物体に合わせてピッチャーを大きくさせていく感じで低地性は植物体はコンパクトにピッチャーを大きくたくさん付けさせるように栽培するのが良いだろう。
 

ヤフブロ以外のサービスを使ってみて

食虫植物の栽培を始めて大体5年位になるだろうか。
情報収集の目的でヤフーブログを始めて栽培家と知り合い情報交換をする事によって当初とは随分変わったと思っている。

今は公開してないから訪れた人には何の事かさっぱり分からないだろうけど。

結論から言うとブログを通して知り合った人物間での情報交換でほぼ事足りたというのが現実であって、集会への参加だとかSNSは蛇足に思う。

という事で今まで使ってきたサービスを軽くレビューしようと思う。

ヤフブロ
1.画像のアップロードに制限があり動作が不安定
2.ここ2年で人がいなくなりつつあり、音信不通ないしツイッターに出奔
3.記事の公開非公開なんかの設定を一括で出来ない

FBの非公開グル
1.参加者のレベルや規模は一番高い
2.基本的に画像を上げる場所に近い
3.山採り苗なんかに関する議論も比較的行われていて多少の自浄作用はある方
4.日本人はあまり参加していない
5.返信が見づらく議論には適していない
6.マークザッカーバーグが糞

1.おそらく今が一番盛り上がってる状態、ここから先はどうなるか不明。
2.話題の保持はほぼ出来ない

1.グーグルのサービスなので他機能との連携が強い
2.wordpressの方が良いという意見が多いがブログ機能としての使い勝手についてはこちらの方が使いやすいと思う
3.SEOが弱い(検索結果にはまず出ない)
4.無料で初めから広告が出ない(かなりレア)
5.横のつながりはゼロに等しい

こんなところだろうか。
ヤフブロについては人がいないので検索結果で上位を目指したい以外には使いようは薄いだろう。
画像上げたりの連携も出来ないしとにかく使いづらい。

bloggergoogleフォトによく写真を上げてたりする人で,ヤフブロとかよりはお洒落なブログが作りたいという人にはお勧めだろう。

ツイッターはアカウント作るだけ作っておいて虫の観察程度に使うのが一番良いだろう。

FBのグループも参加しておくことに越したことはないしあそこが一番勉強になる。

wordpresswixなんかのHP作成サービスは自分で一からサイトを作るよりは手軽さはあるものの、上記に比べるとかかる時間と労力はそこそこ以上だし一定以上の機能を求めるなら課金せざるをえない。

明確な目的や意図がない限りは無用かもしれないが、手間を掛ければそこまで気を遣わなくても一定以上のクオリティは約束されたものが出来ると思う。

人間は楽な方へ楽な方へと低きに流れるものなのでよりパワーが必要なものを出来る人間と言うのは余程の元気のある奴か暇人と言う事なのだろうけど。


ブログサービスとSNSについて

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 ブログの利点は記事と言う形で独立した作りになっているから自分で整理しやすいという所だが、それがしっかりとしていれば他者から見てもそれは見やすいものだという事にあるだろう。

 HPはこれが前提条件で理路整然とした構成になっていないと作る側も見る側も苦痛でしかない。

しかしブログは日記と言う体ではあるので、何か役立ちそうな方法や使っている資材の紹介と言う点については情報の持続の長いHPには劣るし
SNSの最大瞬間風速にはどうあがいても敵わないだろう。

ブログサービスによっては個別のページを挿入出来たりもするので、人によっては栽培法だとか機材に関してはそういった所に記しておくのが実際には親切ではあるのだろうけど。
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一番良いのはHPかブログ辺りとSNSの併用なのだろうが結論から言うとこれが出来る人間は少ない。
ブログは先にも書いた通り日記でしかない場合が多いので機能面の多いSNSに簡単に取って代わられてしまった。
それこそ主義主張や自己顕示の場としてもSNSの方が優秀だろうしね。

なによりSNSは簡単である。
HPは更新に結構な手間が要るしブログも人によるだろうがSNSに投稿するのとではまるで労力が違う。

労力はかかるというのに得られるもの、満たされる欲求がSNS
いとも簡単に負けてしまうのであれば相応の利益がない人間が
やめてしまうのは火を見るより明らかだろう。
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結論から言ってしまうのであれば食虫植物、と言うか最近の園芸趣味その他に言える事は、繋がりや自らの承認欲求ばかりを優先するあまりにその先への道を閉ざしてしまいつつある現状だろう。

ましてや業者側がその傾向を助長している節もあるのでは元も子もないのではないだろうか。